圧迫骨折の治療方法骨セメント注入とは経皮的椎体形成術 

圧迫骨折に、骨セメント注入という治療方法があると聞きましたがどんな治療ですか? 

 

圧迫骨折の従来の治療法は
潰れている椎体部分、背骨・腰骨付近への
コルセット使用による安静と
鎮痛剤の投与 外科手術などが行われています

 

 

近年、画期的な治療法が行われるようになりました。
経皮的椎体形成術です
経皮的椎体形成術は1980年代後半よりヨーロッパを中心に行われるようになり
1990年代後半より世界的に有効性が認められました

 

1997年には日本でも導入している病院があります
その治療の方法から、経皮的椎体形成術を
一般に骨セメント注入療法と呼ぶようになりました。

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経皮的椎体形成術(Percutaneous vertebroplasty:PVP)骨セメント注入療法の方法


患者は検査台の上でうつ伏せに寝ます。
続いて皮膚・皮下組織に局所麻酔を行います
そして、潰れた椎体の中に針を刺していきます

 

脊椎の圧迫骨折や脊椎腫瘍の場合
寝返りもできないほどの激しい
背中や腰の痛みが出現することもあります。

 

最も除痛効果が期待できるのは

 

急性の圧迫骨折でなおかつ発症後3か月以内

 

しかし、最近、発症後6か月以上経過し
慢性化した症例にも緩和効果が認められるとの例があり
この経皮的椎体形成術、骨セメント注入療法の
適応が拡大されつつあります

 

ある病院の症例では
経皮的椎体形成術、骨セメント注入療法の術後、すぐ
ほとんどの患者が劇的な症状改善があったということです
経皮的椎体形成術、骨セメント注入療法の治療に伴う
重篤な合併症・副作用もないとの公表です。

 

画期的とも言える、この経皮的椎体形成術、骨セメント注入療法ですが
保険の適用はまだないようです。

 

調べたところ、経皮的椎体形成術、骨セメント注入療法の手術その他にかかる費用は
おおよそ20万〜のようです。

 

今後、高齢化も進み、この圧迫骨折が頻発するようであれば
経皮的椎体形成術、骨セメント注入療法にも
保険の適用が必要だと思われます。

 

 

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