圧迫骨折って腰にどんな痛みがあるんですか?骨折しているのですか?
骨粗鬆症が原因により骨が脆く(もろく)なって圧迫骨折が起きる場合
軽度の力が加わっただけで骨折することがあり
軽い痛みを感じることがあります。
尻もちなど、外部から強い力が加わった骨折は
骨折部位に痛みを感じます
従来の骨折であれば折れた骨はくっついて固まりますので
固まってしまえば、痛みはなくなります。
骨粗鬆症が進むと、折れた部分が固まらない場合があります。
このときは痛みが残ることもあり、骨折後数ヶ月してから
足にしびれや痛み、動かしにくいなどの症状が出てくることがあります
Sponsored Links
骨粗しょう症による骨折は一箇所だけではありません!
脊椎・椎体に一箇所の骨折ではなく
数箇所に圧迫骨折が起きると身長が縮む
背中が円背という丸まったような状態になります。
円背になると歩行状態に影響が現れます。
骨折したことで体の均衡が崩れ
ますます転倒や骨折を起こしやすくなります。
圧迫骨折により内臓・肺が圧迫され
逆流性食道炎(胃酸や十二指腸液が、食道に逆流することで
食道の粘膜を刺激し粘膜にびらん・炎症を引きおこす)
を発症するきっかけにもなります。
背骨の後面には中枢神経(脊髄)があります
脊髄に障害が及ぶとと排尿障害なども出現します。
圧迫骨折に伴い、生活動作や活動領域も狭まると
筋力や骨密度の低下を招きます。
また、圧迫骨折による寝たきりになりやすいこともありますので
特にお年寄りの圧迫骨折には
ご家族など周囲の注意が必要です。